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ZapierとMakeとActivepiecesの違いを比較|用途で選ぶ

読む目安 約5分 更新日 2026-06-06

「アプリ同士を自動でつなぎたい」と考えて調べ始めると、ZapierやMake、Activepiecesといった名前に行き当たります。どれも「あるきっかけが起きたら次の処理を自動で動かす」点では同じ仲間です。ただ、フローの組み立て方、料金の数え方、そして動かす場所の選び方が三者三様です。

この記事では、Zapierの代わりを探している人、画面上で自動化を組みたい人、オープンソースや自分のサーバーで動かす方向も見ておきたい人に向けて、どれがどの用途に向くのかを整理します。

結論を先に

大きく分けると、つなぐことを幅広くまとめたいならZapier、画面上で業務フローを組み立てたいならMake、自分の環境で動かしたい・連携を自分で足したいならActivepiecesが候補になります。まずは使いたい場面から見当をつけると絞りやすくなります。

Zapier

こんな人に

アプリ間の一方向の自動化を、AI連携や開発者向けの連携までまとめて検討したい

Make

こんな人に

複数ステップの業務フローを画面上で視覚的に組み立てたい

Activepieces

こんな人に

自分のサーバーで動かしたい、または連携を自分で足して拡張したい

3つのツールの成り立ちの違い

同じ「自動化ツール」でも、中心に置いているものが違います。ここを押さえると、あとの料金や連携の話が読みやすくなります。

Zapier は、AIを組み込んだワークフローを作って運用するための自動化プラットフォームです。基本の単位はZap(ザップ、1つの自動化のまとまり)で、「きっかけ」と、それに続く「1つ以上の処理」からなり、流れは一方向です。たとえば「フォームが送信されたら、その内容を別のアプリに書き込む」といった組み合わせです。Zapのほかに、表やフォーム、AIエージェント、MCP(外部のAIからアプリ操作を呼び出すための仕組み)などの関連機能もそろえています。

Make は、コーディングの経験がなくてもアプリやサービスをつなぎ、作業を自動化できるプラットフォームです。単純な通知だけでなく、従業員の受け入れ手続きや請求書処理のような、複数ステップにわたる業務プロセスも組めます。画面上で処理の流れを視覚的につなぎながら設計していくスタイルが中心です。

Activepieces は、拡張性を重視したオープンソース(設計が公開され、自分で導入したり手を入れたりできる形)の自動化ツールです。自動化のまとまりであるflowは、開始点になるきっかけと、その後に実行する処理で構成されます。あとで触れるように、提供元のクラウドで使う方法と、自分のサーバーに入れて動かす方法があります。

料金は「数え方」が3者で違う

このジャンルでいちばん誤解しやすいのが料金です。月額の数字を並べる前に、まず「何を1回と数えるか」が3つで違う点を押さえてください。

金額の目安は次のとおりです。数え方が違うので、月額の安さだけで優劣を決めず、自分の使い方だと費用がどう積み上がるかで見てください。

項目ZapierMakeActivepieces
課金単位タスク(成功アクション)クレジット(≒オペレーション)active flow
無料の入口月100タスク・2ステップZap月1,000クレジット・期限なしCommunity Edition / 10 free active flows
最安有料$19.99/月〜(年払い)$9/月(10,000クレジット時)$5/active flow/月
チーム向け$69/月〜・25ユーザー$29/月(10,000クレジット時)custom pricing
大規模要問い合わせカスタムannual contract / custom

注意

Zapierの金額は年払い前提の月額表示です。Makeの有料プランは「月10,000クレジット」表示時点の値で、選ぶクレジット数で金額が変わります。Activepiecesのクラウド標準プランはactive flow単位で、実行に課金しないという説明はクラウド料金・セルフホスト・Community Editionと混ぜずに見てください。金額や無料枠は変わりやすいので、契約前に公式で確認してください。

Zapierは無料だと2ステップのZapが入口で、複数ステップのZapや一部の連携(Premium apps)は有料プランの条件になります。Makeは期限のない無料枠から試せます。Activepiecesは無料でセルフホストできるCommunity Editionと、クラウドの10 free active flowsが入口です。

対応アプリと連携の広げ方

「自分が使うアプリにつながるか」は選ぶうえで欠かせない観点です。ただし対応アプリ数の多い少ないだけで決めず、足りないときに補える手段があるかまで見ると失敗しにくくなります。

Makeは、用意されたアプリ連携に加えて、HTTP appを含むノーコードの道具でAPI(サービス同士がデータをやり取りする窓口)を持つアプリにも接続できます。標準のリストになくても、APIがあれば自分でつなぐ余地があるということです。

Activepiecesの連携はpieces(連携をつくる部品)を中心に組み立てます。piecesは自動化フローで使う連携の部品にあたり、拡張していく前提の設計です。

Zapierは、多くのアプリ連携をそろえたうえで、一部を有料プランの条件つきで提供します。

いずれも「自分が使いたいアプリが対象か、なければAPIなどで補えるか」で見るのが実用的です。

セルフホストとオープンソースをどう見るか

「自分のサーバーで動かしたい」「中身を自分で拡張したい」という希望があるなら、ここが分かれ目になります。

Activepiecesはオープンソースで、提供元のクラウドでも、自分のサーバーに入れるセルフホストでも使えます。無料のCommunity EditionはMITライセンスで公開されていますが、セルフホストには技術的なスキルが前提になります。つまり「セルフホストできる」ことと「誰でも手軽にできる」ことは別で、自前で運用する体制がある人向けの選択肢です。手軽に始めたい場合は、同じActivepiecesでもクラウドを選ぶ形になります。

ZapierとMakeは、提供元のクラウドで使うサービスとして比較するのが基本です。どちらもAIエージェント関連の機能を持ちます。MakeのAI Agents(Make AI Agents)は、ツールや知識を組み合わせるエージェント機能ですが、公開ベータ段階でクレジットの条件もあり、重要な処理では慎重に扱うのがよいでしょう。ActivepiecesはAIエージェントや標準のAI用部品に加えて、承認や待機を差し込めるHuman in Loop(人の判断を途中に挟む仕組み)も備えます。

選ぶ前に確認しておきたいこと

自分が使いたいアプリが連携の対象か。なければAPIなどで補えるか
料金の数え方(タスク/クレジット/active flow)で、自分の使い方だと費用が読めるか
自前のサーバーで運用する体制と知識があるか(セルフホストを検討する場合)
無料の入口で、試したいことがどこまでできるか

よくある質問

Q.無料のままずっと使える?

A.3つとも無料の入口があります。範囲は違い、Zapierは月100タスクで2ステップのZap、Makeは月1,000クレジットで期限なし、ActivepiecesはセルフホストのCommunity Editionまたはクラウドの10 free active flowsが入口です。試したいことがこの範囲に収まるかで判断してください。

Q.料金はどう比べたらいい?

A.月額の数字だけで比べないのがコツです。Zapierはタスク、Makeはクレジット、Activepiecesはactive flowと数え方が違うので、自分の使い方だとどの単位がどれだけ増えるかで見積もってください。

Q.自分のサーバーで動かしたい場合は?

A.Activepiecesがオープンソースで、セルフホストに対応しています。ただし導入や運用には技術的な知識が要ります。手軽に始めたいなら、同じActivepiecesのクラウドやZapier・Makeのクラウド利用が向きます。

Q.AIエージェントを試したい場合は?

A.3つともAI関連の機能を持ちます。ZapierはエージェントやMCP、MakeはMake AI Agents(公開ベータ)、ActivepiecesはAIエージェントや標準のAI用部品とHuman in Loopがあります。どれも段階や条件があるので、重要な処理から使う前に試験的に確かめるのが安全です。

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出典

確認日: 2026-06-06(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Zapier

Make

Activepieces