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Power Automateとは?できることや料金、注意点を解説

読む目安 約4分 更新日 2026-06-07

Power Automateは、Microsoftが提供する業務自動化のサービスです。普段使っているアプリやサービスをつなぎ、決まった手順の作業を自動で動かせます。プログラミングの知識が少なくても組み立てられるように作られており、たとえば「フォームに回答が届いたら通知する」「毎朝データを集めて表にまとめる」といった繰り返しの作業を任せられます。

とくに強いのは、WordやExcel、Outlook、TeamsといったMicrosoft 365や、Dynamics 365など、Microsoftのサービスを日常的に使っている環境です。これらと組み合わせて社内の手続きを自動化したい人や、パソコン上の手作業までまとめて減らしたい人に向いています。この記事では、Power Automateでできること、料金の考え方、そして始める前に知っておきたい注意点を順に説明します。

Power Automateでできること

Power Automateの自動化は、大きく分けて次の3つの形で考えると全体像をつかみやすくなります。

それぞれがどんな作業に向くのかを、順に見ていきます。

アプリやサービスをつなぐ自動化

クラウドフローは、ある出来事や決まった時刻をきっかけに、複数のサービスをまたいで処理を実行する仕組みです。きっかけの与え方で、次の3つのタイプに分けられます。

こうしたクラウドフローが、Power Automateの日常的な自動化の中心になります。

パソコン上の手作業を自動化する(RPA)

デスクトップフローは、RPA(作業を人の代わりに自動で行う仕組み)の中心となる機能です。パソコンやブラウザ上の画面操作を記録し、その通りに繰り返し実行できます。

対象は幅広く、パソコンのアプリやWebサイト、古い業務システム、Excelのファイル、フォルダの整理といった反復作業を、実際の画面操作をなぞる形で自動化できます。専用の連携口が用意されていないシステムでも、人が画面で行う操作としてなら自動化できる、という点が特徴です。

何と連携できるか

Power Automateの連携は、コネクタと呼ばれる接続部品を通じて行います。多くのサービスとの接続部品があらかじめ用意されており、目的のサービスを選んでつなげます。

コネクタにはいくつかの種類があります。標準的に使えるもの(standard)と、上位プランで使える高度なもの(premium)に分かれ、さらに自分で用意する独自のもの(custom)や、試験提供中のものもあります。使いたいサービスがどの種類に含まれるかによって、必要なプランが変わる点は意識しておくとよいでしょう。

Power Automateの料金

料金は、段階的にプランが上がっていく形ではなく、用途ごとにプランが分かれているのが特徴です。課金の単位も、人単位で数えるものと、自動処理を動かすbot(マシン)単位で数えるものの2系統があります。主なプランは次の通りです。

プラン課金単位月額主な内容
Premiumユーザー$15/ユーザー/月(年払い)クラウドフロー+人が見守る形のデスクトップフロー・AI Builder
Processbot(マシン)$150/bot/月人が付かずに動く無人RPA・組織横断の重要プロセス向け
Hosted Processbot(Microsoftホスト機込み)$215/bot/月Microsoftが用意する仮想マシン1台込み
Process Miningテナント$5,000/テナント/月(年払い・100GB込み)Premium専用の追加オプション・業務プロセスの分析

注意

金額は年払い前提の月額換算で、表示上の目安です。Process Miningは1テナントあたり月額5,000ドルで、100GBの保存容量を含みます。実際の価格は通貨や国・地域、契約条件によって変わることがあるため、契約前に公式の最新情報をご確認ください。

なお、上の表にある「AI Builder」は、文章の読み取りなどにAIを使うための機能で、その利用枠はAI Builder creditsという単位で管理されます。無人で動くRPA(ProcessやHosted Process)は、担当者が画面に付いていなくても処理を動かし続けたい場合に選ぶプランだと考えると、Premiumとの違いが分かりやすくなります。

ライセンスの考え方と、始める前の注意点

Power Automateのライセンスには、人単位で割り当てるものと、処理を動かす容量(capacity。クラウドフローやマシンなどに割り当てる処理の枠のこと)単位で割り当てるものがあります。無人RPAのように「人」ではなく「動かす台数や枠」に対して費用がかかる使い方があるため、誰が使うかだけでなく、何をどれだけ動かすかでも費用感が変わります。

もう一つ知っておきたいのが、Microsoft 365やDynamics 365、Power Apps、Windowsなどに付いてくるPower Automateの利用権です。これらにも一定の範囲でPower Automateを使える権利が含まれますが、その範囲には制限があります。付いてくる利用権は基本的に、元のアプリと結びついた自動化の範囲に向けたものです。元のアプリと関係のない自動化を作る場合や、上位のコネクタ・RPA・AI関連の機能を使う場合には、Power Automate単体の有料ライセンスが別に必要になることがあります。「すでにMicrosoft 365を契約しているから追加費用はかからない」と早合点しないよう、自分がやりたい自動化がどこまで含まれるかを確認しておくと安心です。

確認しておきたいこと

導入を検討する前に、次の点を押さえておくと判断しやすくなります。

自動化したい作業は、アプリ同士をつなぐ形(クラウドフロー)か、パソコンの画面操作(デスクトップフロー・RPA)か。
使いたいサービスのコネクタが、標準で使える種類か、上位プランが必要な種類か。
無人で動かしたい処理があるか(ある場合はbot単位のプランが必要)。
いま契約しているMicrosoftの製品に付いてくる利用権で足りるか、単体ライセンスが必要か。

よくある質問

Q.どんなツール?

A.Power Automateは、Microsoftが提供する業務自動化のサービスです。アプリやサービスをつないで決まった手順の作業を自動化でき、あわせてパソコン上の手作業を自動化するRPAの機能も持っています。少ないコードの知識でも組み立てられるように作られています。

Q.Microsoft 365を使っていればそのまま使える?

A.Microsoft 365などには一定の範囲でPower Automateを使える利用権が含まれますが、その範囲には制限があります。元のアプリと関係のない自動化や、上位のコネクタ・RPA・AI関連の機能を使う場合は、単体の有料ライセンスが別に必要になることがあります。

Q.パソコンの操作も自動化できる?

A.できます。デスクトップフローという機能で、パソコンやブラウザ、古い業務システム、Excelファイル、フォルダ操作などの反復作業を、実際の画面操作をなぞる形で自動化できます。

Q.料金はどうやって決まる?

A.用途ごとにプランが分かれており、課金の単位も人単位とbot(マシン)単位の2系統があります。アプリ連携やAIを使う個人向けのPremiumはユーザー単位、無人で動かすRPAのProcessやHosted Processはbot単位で費用がかかります。

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出典

確認日: 2026-06-07 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Microsoft Power Automate