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Makeとは?できることや料金、注意点を解説

読む目安 約6分 更新日 2026-06-30

Make(メイク)は、ふだん使っているアプリやサービスをつなぎ、手作業でやっている処理を自動で動かすためのツールです。プログラミングの経験がなくても、画面上でブロックを並べる感覚で自動化を組めるのが特徴です。この記事では、Makeで何ができるのか、料金はどう数えるのか、使う前に知っておきたい注意点までをまとめて説明します。

Makeはどんなツールか

Makeは、アプリケーションやサービスを接続して、ワークフローやタスクを自動化するためのプラットフォームです。たとえば「フォームが送信されたら(きっかけ)」「その内容を別のアプリに書き込む(処理)」のように、きっかけと処理を組み合わせて自動化を作ります。

ふだん別々に使っているアプリは、本来そのままではデータをやり取りできません。Makeは、その間に立ってアプリ同士の通信を引き受けてくれる役割を持ちます。だから、コードを書かずに「Aで起きたことをBに反映する」といったつなぎ込みが作れます。

Makeで何ができるか

Makeでできることは、単発の通知のような小さな自動化から、複数のステップをまたぐ業務プロセスまで幅があります。

たとえば公式は、フォーム送信後に営業へ通知を送る、新入社員へ歓迎メールを送る、見込み客をCRMに追加する、といった日常的な作業を自動化の例として挙げています。さらに、従業員のオンボーディングや、注文処理のあとの請求書処理のように、最初から最後まで通した複数ステップのプロセスも組めるとしています。単なる「アプリ連携の一覧」ではなく、業務の流れそのものを視覚的に組み立てられるのが、Makeの立ち位置です。

つなげられるアプリも幅広く、料金ページでは3,000以上のアプリが使えると表示されています。用意済みのアプリにないサービスでも、APIを持っていれば、HTTP appを含むノーコードのツールでつなげる余地があります。APIとは、サービス同士がデータをやり取りするための窓口のようなものです。よく使うアプリが対応済みか、足りなければAPIで補えるか、という見方をしておくと安心です。

料金と利用量の数え方

Makeの料金で最初に押さえたいのは、利用量を「クレジット」で数えるという点です。Makeでは、料金ページが月間のクレジット数をプラン選択の軸にしています。クレジットは、Makeを使うために購入して消費していく通貨のようなものだと考えるとわかりやすいです。

ここで混同しやすいのが、クレジットと「オペレーション」の関係です。オペレーションは、データを処理したり新しいデータを確認したりするために、モジュール(処理のひとつひとつの部品)が1回動くことを指します。クレジットはそのオペレーションに対して支払うもので、関連はしていますが別の概念です。AI以外のアプリでは、基本的に1オペレーションが1クレジットに相当します。

さらに、クレジットの減り方はモジュールの種類によって変わります。データを取りに行くトリガーは、結果が返らなくても1回の実行で1クレジット、検索のモジュールも複数の結果が返っても1回で1クレジットです。一方でアクションのモジュールは、処理するデータのまとまりごとに1クレジットを使います。逆に、ルーターやフィルター、一部のエラー処理など、クレジットを使わないモジュールもあります。「1ステップ=1クレジット」と単純に決めつけず、組み方しだいで消費が変わると理解しておくのがコツです。

料金プランは、無料から始められます。無料プランは月額0ドルで、月あたり最大1,000クレジットまで使え、時間制限はありません。ただし無料では同時に動かせるシナリオが2つまで、スケジュール実行の最小間隔が15分、1回の実行時間は最大5分といった制限があります。有料プランに上がると、シナリオ数が無制限になり、実行間隔も1分単位まで縮められ、Make APIへのアクセスなどが加わります。取得時点では、月間10,000クレジットで見たときにCoreが月9ドル、Proが月16ドル、Teamsが月29ドルと表示されていました。さらに上のEnterpriseは、公開された定価ではなくカスタム料金として案内されています。

注意

料金、クレジット数、プランごとの機能差は変わりやすい部分です。最新の金額やプラン内容は、申し込み前に公式の料金ページで確認してください。

AIエージェントとMCPへの対応

Makeには、AIを使った自動化の機能もあります。中心になるのが「Make AI Agents (New)」で、ツールやナレッジ(参照させる知識)を組み合わせ、チャット画面で試しながらエージェントを作れる機能です。実行すると、応答とあわせて処理の手順やトークンの使用量が確認でき、エージェントがどう考えて動いたかを追える画面も用意されています。Makeが用意するAIプロバイダーを使う形なら全プランで利用でき、自分で契約したAIプロバイダーをつなぐ形は有料プランで使えます。

使い分けの目安も公式に示されています。柔軟な判断や状況に応じた対応が必要な処理にはAIエージェントを、毎回同じ手順で同じ結果を返したい処理には通常のシナリオを使う、という整理です。あわせて、機密データを扱う処理や、お金や経営にかかわる重大な判断、厳密な法的要件のある処理には使わないよう促しています。「新人インターンに任せて安心できる範囲か」を判断の物差しにすると、向き不向きを考えやすくなります。

もうひとつ、外部のAIからMakeを呼び出すための「MCP Server」にも対応しています。これを使うと、ClaudeやChatGPTのようなAIから、Makeで作ったシナリオをツールとして実行させられます。シナリオを実行するツールは全プランで使え、アカウントの内容を操作する管理系のツールは有料プランで使えます。開発者向けには、このほかにREST形式のMake APIや、独自アプリを作るCustom Appsといった拡張の入り口も用意されています。

注意

AI Agents (New)は現時点でオープンベータと案内されており、機能や料金が変わる可能性があります。MCP ServerもEarly Accessの表示です。使う前に最新の状態を確認してください。

チームや企業で使うときの確認ポイント

Makeは、個人や小規模の利用から、チーム運用、企業向けの管理まで段階的に広がる構成になっています。プランが上がると、チームの権限管理やシナリオのテンプレート共有といった機能が加わり、Enterpriseでは24時間365日のサポートや高度なセキュリティ機能などが追加されます。

社内ネットワークやSAPのような基幹アプリへ自動化の中からアクセスするためのオンプレミス接続用エージェントや、OAuth2やSAML2に対応したシングルサインオン(社内の認証基盤を使ってログインを一元管理するしくみ)も、料金ページで機能として案内されています。セキュリティ面では、SOC 2 Type IIやSOC 3の監査、データの暗号化、ログの保存といった情報が公開されています。企業利用では、こうした項目が自社の要件を満たすかを、確認リストとして見ておくとよいでしょう。

どんな人に向いているか

Makeは、画面上で業務の流れを視覚的に組み立てたい人に向いています。とくに、複数のステップをまたぐプロセスを一枚の図のように設計したい場合に力を発揮します。

また、クレジットの消費を意識しながら自動化を設計したい人にも合います。モジュールの種類で消費が変わるしくみを理解すれば、無駄を抑えた組み方を考えやすくなります。さらに、AIエージェントやMCPを既存のシナリオと組み合わせて、AIを業務フローの一部として使ってみたい、という場面でも検討しやすいツールです。

確認しておきたいこと

自分が使いたいアプリがMakeに用意されているか。なければAPIでつなげられそうか。
想定する自動化が、月のクレジット数でどのくらいに収まりそうか。無料枠で足りるか、有料プランが必要か。
AIエージェントを使う場合、任せる処理が機密データや重大な判断を含んでいないか。
チームや企業で使うなら、権限管理やシングルサインオン、セキュリティの項目が自社の要件に合うか。

まとめ

Makeは、ノーコードでアプリをつなぎ、単純な通知から複数ステップの業務プロセスまでを視覚的に自動化できるプラットフォームです。料金はクレジットで数え、モジュールの種類によって消費が変わる点が、ほかのツールと比べたときの特徴になります。無料プランから試せるので、まずは身近な作業をひとつ自動化してみて、クレジットの減り方や操作感を確かめてみるのがおすすめです。AIエージェントやMCPといった新しい機能はオープンベータやEarly Accessの段階なので、使うときは最新の情報を確認しながら取り入れていくとよいでしょう。

よくある質問

Q.プログラミングができなくても使える?

A.はい。Makeはコードを書かずに、画面上でアプリをつないで自動化を作れるツールとして説明されています。APIを使った拡張など、踏み込んだ使い方をしたい場合は別途の知識があると役立ちます。

Q.無料のままずっと使える?

A.無料プランには時間制限がなく、月あたり最大1,000クレジットまで使えます。ただし同時に動かせるシナリオ数や実行間隔などに制限があるため、使う量が増えると有料プランの検討が必要になります。

Q.クレジットとオペレーションは何が違う?

A.オペレーションはモジュールが1回動くこと、クレジットはそれに対して支払う単位です。AI以外のアプリでは基本的に1オペレーションが1クレジットですが、モジュールの種類によって数え方は変わります。

Q.AIエージェントはどんな処理に使う?

A.公式は、柔軟な判断が必要な処理にAIエージェント、毎回同じ手順で同じ結果を返したい処理に通常のシナリオ、という使い分けを示しています。機密データや重大な判断を含む処理には使わないよう案内されています。

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出典

確認日: 2026-06-06 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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