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MakeとWorkatoの違いを比較|用途で選ぶ

読む目安 約4分 更新日 2026-06-06

業務の自動化を今より本格的に進めたいと思ったとき、候補としてよく並ぶのがMakeとWorkatoです。どちらもアプリ同士をつないで、手作業をまたいだ処理を自動で流せるツールです。名前が近い場面で語られるので、同じようなものに見えるかもしれません。

ただ、想定している使い手や料金の考え方は、かなり違います。小さく試しながら組み立てていくのに向くツールと、部門をまたいだ連携を企業規模でまとめて管理するのに向くツールでは、選ぶときに見るべき点が変わります。

この記事では、実際に選ぶときに効くところ、つまり「何をするツールか」「料金の数え方」「向いている用途」にしぼって、両者の違いを整理します。

結論を先に

MakeもWorkatoも、複数のアプリをまたいで業務を自動化できる点は同じです。分かれ目は、手元で視覚的に組みながら小さく始めたいのか、それとも企業全体の連携や管理までまとめたいのか、という規模と目的の違いです。次のように考えると選びやすくなります。

Make

こんな人に

画面上で組み立てながら小さく始め、費用を見ながら広げたい

Workato

こんな人に

部門をまたぐ連携やワークフローを企業規模でまとめて管理したい

それぞれ、どんなツールか

Make

Makeは、プログラミングの経験がなくても、画面上でアプリやサービスをつないで作業を自動化できるツールです。ブロックを線でつなぐような感覚で流れを組み立てられるので、コードを書かずに自動化を作りたい人が入りやすいのが特徴です。

できることは、単純な通知の自動化だけにとどまりません。たとえば従業員の入社手続きや請求書の処理のような、いくつもの手順を踏む業務プロセスもまとめて扱えます。あらかじめ用意された多数のアプリ連携(3,000以上)に加えて、APIを持つサービスにも接続できる仕組みがあり、用意された連携にないサービスにも手を伸ばせます。

Workato

Workatoは、企業向けの自動化・連携基盤です。アプリ同士の連携(インテグレーション)、業務プロセスの自動化、AIとの組み合わせ、そして全体を管理するためのガバナンスまでを、ひとつの土台にまとめて扱えるように作られています。

自動化のひとつの単位は「レシピ(recipe)」と呼ばれ、きっかけ(trigger)と処理(action)、それにコネクタを組み合わせて、複数のアプリをまたぐ流れを動かします。つなぐ相手は、用意済みのコネクタのほか、汎用的なものやコミュニティ由来のものがあり、SDKを使って連携を広げることもできます。個々の自動化を作るというより、組織全体の連携をまとめて動かし、管理する方向に重心があります。

一番の違いは、料金の数え方

MakeとWorkatoは、料金の考え方そのものが違います。ここを月額や無料枠の有無だけで比べると判断を誤りやすいので、まず数え方の違いを押さえておくと安心です。

Makeは、クレジットという単位で利用量を数えます。基本の考え方は「1回の処理(オペレーション)=1クレジット」ですが、クレジットとオペレーションは完全に同じではありません。実際の消費は、処理を担う部品(モジュール)の種類によって変わります。データを探す処理、書き込む処理、まとめる処理などで数え方が違い、流れの分岐や条件のように、クレジットを使わない部品もあります。そのため、プランを選ぶときは月あたりのクレジット数が軸になります。

一方Workatoは、エディション(プランの区分)ごとの基本料金に、使った量に応じた料金を組み合わせる形です。しかも、使用量を測る単位がひとつではありません。ワークフローの利用は業務アクション(Business actions)、API連携はAPIの呼び出し回数、MCPはMCPの呼び出し回数、エージェント機能(Agent Studio)は専用の単位、というように、機能ごとに数え方が分かれます。ワークフローの利用量は業務アクションで数えますが、レシピのすべての手順がそのまま数えられるわけではありません。これらを「タスク数」のようなひとつの数字にまとめて比べることはできない、という点は覚えておきたいところです。

料金の目安

具体的な料金は、次のように整理できます。数え方が違うので、金額の大小だけでどちらが得かは決められません。自分の使い方でどれくらいの量になりそうかと合わせて見てください。

項目MakeWorkato
課金単位クレジット(≒オペレーション)エディション料金+利用量料金
無料の入口月1,000クレジット・期限なし公開固定価格なし
最安有料$9/月(10,000クレジット時)要問い合わせ
チーム向け$29/月(10,000クレジット時)要問い合わせ
大規模カスタム要問い合わせ

注意

Makeの有料プランの金額は「月10,000クレジット」を選んだ時点の値です。選ぶクレジット数によって金額は変わります。Workatoは公開された固定価格や月額・年額、プラン別の金額が公表されておらず、導入時は問い合わせが前提になります。業務アクション、APIの呼び出し、MCPの呼び出し、エージェントの単位などは、ひとつの数字にまとめずに見てください。

Makeは無料枠から試せて、有料プランの金額も公開されているので、費用の見通しを立てながら始めやすい形です。Workatoは公開の固定価格がなく、エディションと利用量を合わせた見積りを取る前提になります。始め方そのものが違うと考えておくとよいでしょう。

用途で選ぶ

どちらが総合的に優れているかではなく、自分の状況にどちらが合うかで選ぶのが近道です。用途ごとに整理します。

中小規模や部門単位のノーコード自動化から始めて、扱う範囲が組織全体に広がってきたら企業向けの基盤へ、という段階で迷うなら、今の規模と「どこまでを1つのツールでまとめたいか」を基準にすると決めやすくなります。手元で完結する自動化ならMake、組織横断でまとめて管理したいならWorkato、という置き方です。

選ぶ前に確認しておきたいこと

自動化をどれくらいの件数・頻度で動かすか(クレジットや利用量の見積りに直結します)
公開されている料金で判断したいか、見積りを取ってから進められるか
画面上で自分で組み立てたいか、組織全体の管理やガバナンスまで必要か
つなぎたいアプリが用意済みか、APIやSDKでの拡張が必要か
AIエージェントや外部ツール連携(MCP)を使う予定があるか

よくある質問

Q.無料で使える?

A.Makeには期限のない無料枠があり、月1,000クレジットまで試せます。Workatoは公開された固定価格がなく、利用には問い合わせが前提になります。

Q.料金はどう比べればいい?

A.単位が違うため、月額だけでは比べられません。Makeはクレジット、Workatoはエディション料金と使った量の組み合わせで、しかも機能ごとに数え方が分かれます。自分の使い方でどれくらいの量になるかを想定して比べるのが現実的です。

Q.結局どちらが安い?

A.数え方が違うので、一律にどちらが安いとは言えません。処理の件数や使う機能によって変わります。金額表よりも、自分の想定利用量に当てはめて見積もるのが確実です。

Q.コードを書かなくても使える?

A.Makeは画面上で視覚的に流れを組み立てられ、コードなしで自動化を作れます。Workatoもレシピという単位で自動化を組みますが、企業全体の連携や管理まで見据えた基盤という位置づけです。

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出典

確認日: 2026-06-06 以降(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

Make

Workato